こよみ
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最古だよ!
2008/09/19 (Fri)
僕がシェフ薬としてデビューしたのは、確か小学校4~5年生位の事だ。
その頃の僕は、たぶん再放送だと思うのだが『世界の料理ショー』というとてもファンキーな料理番組を毎週楽しみにしていた。
その頃から僕は番組表のチェックもせずに、このくらいの時間に確かやってたな?的な感覚でテレビをつけたらやっていた「ラッキー!」というような自己満足愉快法を身につけていた。
たいていは、はじまってから時間が経ってから見るので、結局「ラッキー!」と本当に心から思えることは少なかった。
その度にちゃんとテレビ欄をチェックしなきゃな?と思うのだが、思うだけで終わるケースが多かった。
いつものように、そろそろか?と思いながらテレビをつけると、その日は珍しくグラハム・カー(司会で料理人)の奥さんの取材風景から見る事ができたのだ。
僕は慌てて部屋からカセットテレコを取ってきて、テレビの前にセットした。
あいにく中にはカセットが入っておらず、仕方なく自分の昔記録したライブラリーの中から一番くだらないに上書きすることにした。
※そのくだらないものの中には、きっと幼稚園くらいにとったものらしい『仮面ライダー』の歌が入っていた。ところが小節毎に『うんこ』と入れて歌っているので、しまいには父親に怒鳴られるところまで入って終わっていた。
録音ボタンを押す前に、キッチンで料理をしている母親になるべく声を出さないよう注意を促し、僕はテレビの音声録音を開始した。
そう、僕はこの番組をカセットに録音し、後で何度も聴いて楽しんでいたのだ。
周りの友達がドリフなどを楽しむように、僕はその料理ショーをカセットが擦り切れるまで楽しんだのだ。
だがその日はちょっと僕の何かが違っていた。
確かに料理はいつも美味しそうなのだが、その日の料理は特に美味しそうで、なぜか家族に振舞いたくなってしまったのだ。
その日の料理は『牛フィレ肉のブルーチーズはさみほにゃらら風』。
(ほにゃららは仮に『プロヴァンス風』とでもしておこう)
映像を必死に脳裏に焼きつけ、録った音声を何度も繰り返し聴き、次の週末に実行することにしたのだ。
母親を連れて近所のスーパーに買出しに行く。
肝心な『フィレ』という言葉は僕にとってはどうでも良かったらしく、ちょっと高めのステーキ肉を購入。
続いてチーズ・・・
こんなちっちゃなスーパーにもちろんブルーチーズなど置いてある訳もなく、僕の気持ちはすっかり萎えてしまった。
「スマーフのチーズビッツでもいいかな?」
なんて諦めかけていると、なんだかそれっぽい外国語の書いてあるチーズを発見!
なんだかちょっと思い描いていたものとは違うが、その『カマンベールチーズ』を購入することにした。
それからクレソンを買い、ジャガイモを買い、パセリを買った。
パセリを買ったのはブルーチーズへのフェイクのためだった。
家に帰り早速調理開始。
まずはソース作り。
本来カセットでは聞き取りにくかったが、『ベアルネーズソース』というものを作りたかった。
番組中、グラハム・カーが言った言葉が今でも頭に焼き付いている。
「このソースを体中に塗って歩くと世の中の女性が寄ってくる。『グラハム・カーって美味しそうな人~♪』ってね・・・」
レシピを聞いてもその材料の何がどうなのかさえ理解できなかったため、焼肉のたれにマヨネーズを混ぜてみた。
よしソース完成!
続いてゆでたポテトをマッシュし、添え物をそれっぽく演出した。(これは問題なし)
いよいよ肉焼きだ。
肉はレアに焼き、半分に薄切りにし、そこにチーズをはさむという流れだ。
肉の焦げ目は目に焼き付けた状態までできたので、はさむチーズ作りを開始した。
カマンベールをボールに入れて混ぜようとしてもなかなか混ざらない。
「このまわりの白いのが余計だな?」
なんて、今度は中身を抉り出し混ぜる。
いい感じだ。
そこに千切ったパセリを入れ込む。
いい風合いだ。
よし!仕上げはオーブンだ!!
ちょっとまて!
オーブン?あのキッチンの下のは電子レンジ?
母親はそこでマドレーヌとか焼いてたけど、電子レンジだよね?
オーブン?
トースター?
あそうか?!
僕はオーブントースターの中にチーズを挟んだ肉をタコ糸で巻いたものを放り込んだ。
なんとなく5分くらいタイマーをセットし、仕上がりを待った。
・・・・・・チン!
よし!どうなった?
・・・・・・・・・
オーブントースターの中は肉の側面からたれたチーズや肉汁でベトベトになっていた。
下の赤くなる電熱部分なんて上半分が黒こげだ。
まぁいい・・・
マッシュポテトとダラダラ肉を体よく皿に並べる。
そして変な臭いののそれっぽいソースをかける。
何とか完成だ!
一歩たりともキッチンに入れなかった親を呼んで早速ディナーだ。
見た目はとても美味しそうだったので、家族はタコ糸を外しながら食べ始めた。(タコ糸は実際オーブンから出した後にすぐ外すべきだった)
どうなの実際?
「中の白いのなんだか苦いな・・・」
「ソースがしょっぱからいな・・・」
「まわりは焦げているのに、中は生ね?」
云々・・・
みんなソースをナイフでそぎとって、中身のチーズを出して、超レアなステーキを堪能した。
例外なく僕もそうした。
だが僕はめげなかった。
ただ、なんとなく面倒臭かったから、しばらくはシェフを封印した。
オーブントースターは買い替えを余儀なくされた。
それでも僕はグラハム・カーを聴き続けた。(タイミングよく見られる日はしっかり見た)
最後に客席からテーブルに招待されるシーンを見ながら、
「でもきっとカツ丼のほうが美味しいよ。」
なんて思いながら・・・

その頃の僕は、たぶん再放送だと思うのだが『世界の料理ショー』というとてもファンキーな料理番組を毎週楽しみにしていた。
その頃から僕は番組表のチェックもせずに、このくらいの時間に確かやってたな?的な感覚でテレビをつけたらやっていた「ラッキー!」というような自己満足愉快法を身につけていた。
たいていは、はじまってから時間が経ってから見るので、結局「ラッキー!」と本当に心から思えることは少なかった。
その度にちゃんとテレビ欄をチェックしなきゃな?と思うのだが、思うだけで終わるケースが多かった。
いつものように、そろそろか?と思いながらテレビをつけると、その日は珍しくグラハム・カー(司会で料理人)の奥さんの取材風景から見る事ができたのだ。
僕は慌てて部屋からカセットテレコを取ってきて、テレビの前にセットした。
あいにく中にはカセットが入っておらず、仕方なく自分の昔記録したライブラリーの中から一番くだらないに上書きすることにした。
※そのくだらないものの中には、きっと幼稚園くらいにとったものらしい『仮面ライダー』の歌が入っていた。ところが小節毎に『うんこ』と入れて歌っているので、しまいには父親に怒鳴られるところまで入って終わっていた。
録音ボタンを押す前に、キッチンで料理をしている母親になるべく声を出さないよう注意を促し、僕はテレビの音声録音を開始した。
そう、僕はこの番組をカセットに録音し、後で何度も聴いて楽しんでいたのだ。
周りの友達がドリフなどを楽しむように、僕はその料理ショーをカセットが擦り切れるまで楽しんだのだ。
だがその日はちょっと僕の何かが違っていた。
確かに料理はいつも美味しそうなのだが、その日の料理は特に美味しそうで、なぜか家族に振舞いたくなってしまったのだ。
その日の料理は『牛フィレ肉のブルーチーズはさみほにゃらら風』。
(ほにゃららは仮に『プロヴァンス風』とでもしておこう)
映像を必死に脳裏に焼きつけ、録った音声を何度も繰り返し聴き、次の週末に実行することにしたのだ。
母親を連れて近所のスーパーに買出しに行く。
肝心な『フィレ』という言葉は僕にとってはどうでも良かったらしく、ちょっと高めのステーキ肉を購入。
続いてチーズ・・・
こんなちっちゃなスーパーにもちろんブルーチーズなど置いてある訳もなく、僕の気持ちはすっかり萎えてしまった。
「スマーフのチーズビッツでもいいかな?」
なんて諦めかけていると、なんだかそれっぽい外国語の書いてあるチーズを発見!
なんだかちょっと思い描いていたものとは違うが、その『カマンベールチーズ』を購入することにした。
それからクレソンを買い、ジャガイモを買い、パセリを買った。
パセリを買ったのはブルーチーズへのフェイクのためだった。
家に帰り早速調理開始。
まずはソース作り。
本来カセットでは聞き取りにくかったが、『ベアルネーズソース』というものを作りたかった。
番組中、グラハム・カーが言った言葉が今でも頭に焼き付いている。
「このソースを体中に塗って歩くと世の中の女性が寄ってくる。『グラハム・カーって美味しそうな人~♪』ってね・・・」
レシピを聞いてもその材料の何がどうなのかさえ理解できなかったため、焼肉のたれにマヨネーズを混ぜてみた。
よしソース完成!
続いてゆでたポテトをマッシュし、添え物をそれっぽく演出した。(これは問題なし)
いよいよ肉焼きだ。
肉はレアに焼き、半分に薄切りにし、そこにチーズをはさむという流れだ。
肉の焦げ目は目に焼き付けた状態までできたので、はさむチーズ作りを開始した。
カマンベールをボールに入れて混ぜようとしてもなかなか混ざらない。
「このまわりの白いのが余計だな?」
なんて、今度は中身を抉り出し混ぜる。
いい感じだ。
そこに千切ったパセリを入れ込む。
いい風合いだ。
よし!仕上げはオーブンだ!!
ちょっとまて!
オーブン?あのキッチンの下のは電子レンジ?
母親はそこでマドレーヌとか焼いてたけど、電子レンジだよね?
オーブン?
トースター?
あそうか?!
僕はオーブントースターの中にチーズを挟んだ肉をタコ糸で巻いたものを放り込んだ。
なんとなく5分くらいタイマーをセットし、仕上がりを待った。
・・・・・・チン!
よし!どうなった?
・・・・・・・・・
オーブントースターの中は肉の側面からたれたチーズや肉汁でベトベトになっていた。
下の赤くなる電熱部分なんて上半分が黒こげだ。
まぁいい・・・
マッシュポテトとダラダラ肉を体よく皿に並べる。
そして変な臭いののそれっぽいソースをかける。
何とか完成だ!
一歩たりともキッチンに入れなかった親を呼んで早速ディナーだ。
見た目はとても美味しそうだったので、家族はタコ糸を外しながら食べ始めた。(タコ糸は実際オーブンから出した後にすぐ外すべきだった)
どうなの実際?
「中の白いのなんだか苦いな・・・」
「ソースがしょっぱからいな・・・」
「まわりは焦げているのに、中は生ね?」
云々・・・
みんなソースをナイフでそぎとって、中身のチーズを出して、超レアなステーキを堪能した。
例外なく僕もそうした。
だが僕はめげなかった。
ただ、なんとなく面倒臭かったから、しばらくはシェフを封印した。
オーブントースターは買い替えを余儀なくされた。
それでも僕はグラハム・カーを聴き続けた。(タイミングよく見られる日はしっかり見た)
最後に客席からテーブルに招待されるシーンを見ながら、
「でもきっとカツ丼のほうが美味しいよ。」
なんて思いながら・・・
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2008/09/12 (Fri)
患者T
「う~痛い!」
ちゃ~んちゃらちゃら
てゃらてゃら~♪
マッシヴ・アタック『ティアドロップ』
胃薬ハウス
「キャメロン、ウィルソンの検査の結果は?」
キャメロン
「腫瘍は見つかりませんでした。」
フォアマン
「それにしてもこの患者、肝臓で入院してたのにこれだけ胃がおかしいことをその時の医者が気付かなかったなんて・・・」
胃薬ハウス
「利口な医者はあえて見逃すものだ。お前らだっていつまでもこんな患者の面倒をみるのは嫌だろう?」
チェイス
「胃薬先生、今日はなんで白いフレームの眼鏡なんですか?」
キャメロン
「癌でないとすると・・・胃を生検してみてはどうでしょう?」
フォアマン
「あんなに元気な患者の腹を切るのか?代謝性アルカローシスを起こしていることからしてもメイロンを投与すれば明日にでも退院ぢゃないのか?」
胃薬ハウス
「チェイス、眼鏡の心配をするくらいなら患者の血縁関係を当たれ!ちょっと待てフォアマン、アシドーシスではなくてアルカローシスだという根拠は?」
フォアマン
「だってそれは初級編でしょ?間違いありません。」
キャメロン
「でもアシドーシスの患者にメイロンの投与をしたら・・・」
胃薬ハウス
「ワァオ!彼は一生仕事をしないで済む。」
チェイス
「そうすればもうストレスなんて感じないで済みますね?」
キャメロン
「でも先生、やっぱりその眼鏡変ですよ。」
胃薬ハウス
「チェイス、お前は人を救いたいのか?病気を治したいのか?」
チェイス
「僕は医者です。オーストラリア出身の・・・」
フォアマン
「僕は先生の眼鏡似合うと思いますよ。ミッシェル・ポルナレフみたいだ。」
胃薬ハウス
「とにかくガスター10を投与して明日退院させろ。今日はカディのおごりでディナーを食べよう。」
キャメロン
「ウィルソン先生が『この間貸した200ドル返せ』って言ってましたけど・・・」
胃薬ハウス
「そういう時は300ドル借りてくるものだ。」
2008/08/10 (Sun)
伝説の夏フェスとして歴史にその名を刻む『HANABI LOVELY』が8年という沈黙の歳月を経て帰ってきた!
新世紀のウッドストック、思い出のブライトンビーチ、浜名湖の鰻とまで呼ばれたこのビッグイベントが・・・あ、そうそう!イベリコ豚のベーコンとも呼ばれたね・・・?で、なんだっけ?つまりどうして今まで再開催されなかったのか?というと、主催者側の意向なんて全く関係なし、親の会社なのに出入り禁止、社会的に自粛等々やりたくてもやれない状況だった訳です。(覚えているのはレコードと言うお皿の上にビシソワーズの雨がたっぶり注がれ、赤い点滅が反射していた事だけ・・・)
ぢゃあ何故開催されたの?
ある意味フリークはそう聞くだろう。
それは会社の同僚の一本の電話から・・・・・・・
同僚①「胃薬さん家って戸田の花火えらくでかく見えるって噂ですけど、今年行っても良いですか?」
僕①「別に良いけど、『HANABI LOVELY』ってイベントになっちゃうけどそれこそ良いかな?」
同僚①「よくわかんないけど、近くで花火みられればいいです。」
僕①「うちは知っての通りアトラクションが多すぎて狭いから、実家のベランダ借りるんでなるべく人を集めてね。」
同僚①「いいんですか・・・?でももう8人位行きたい人いるんですけど・・・」
僕①「ちょうど改修工事も終わったところだから杮落しにちょうど良いかな?」
同僚①「妻帯者は奥さんも連れて行くんでそれなりな対応でお願いします。」
僕①「All Right!」
親にも相談せずに最後のそれはあまりにも格好良すぎるが、久々のイベントに僕の気持ちは高まった。しかも電話での会話に通行人①的なニュアンスはいらないらしい。
当日の朝、僕は仕事の時よりも早く起き仕度を始めた。
まずは『君本当にアウトドアマン?』って聞かれるくらいぜんぜん使っていなかった外用キッチンセットのメンテナンス。
朝仕入れから帰ってくる肉屋の先輩に、ストーカーさながらに迫り寄ってメモを渡す。(スペアリブ、カルビ、トントロ、モモ肉、バラ、etc)
親が起きた頃を見計らって、実家のバルコニーのセッティング。
酒類の買出し・・・(ドリンクフリーチケット1,000円で約10名集まる計算なのに酒代だけで20,000円)
炭の買い足し・・・・・野菜のカッティングや肉の下拵えは僕のレシピどおり親に任せて、バルコニーで一杯。
あ!ミキシングマシーンの準備をしなければ!!!
ま、待てよ・・・今日の開催場所は思いっきり住宅街だ。
あの惨事をここで繰り返すわけにはいかない。
花火といえば『DJショー』と勝手にマリアージュしていたけれど、今回は断念。
安心してもう一杯。
空には花火大会のカウントダウンともいえる空花火が上がっている。
時間はまだ4時。
少し寝ておくかな?なんて思っていたら、携帯の着信音が鳴った。
「今駅着いたんですけど・・・」
同僚①からの電話だ。
僕は人の流れに逆らって駅へと向かった。
案の定、駅は花火目当ての人でごった返していた。
『ドトールの前にいる』だけで普段は目の悪い僕でもたいていの人間は見つけられるのに、今回はどこを探しても見つからない。
こういう場合はノロシの代わりにスモーキングなのだが、この混雑ではいくらヒッピーの僕でも気が引ける。
今度は同僚④から電話が入る。
(今後も同僚②~③の登場はないが、彼のキャラクター的に④なので)
「さっきから胃薬さん見えてるんですけど、動きがおかしくて遠くから見ています。」
それはよかった。
ならよかった。
無事合流し実家へと向かう。
「胃薬さんもう相当飲んでますよね?」
同僚の問い掛けに軽く親指を立てた。
実家に着くなり冷えたビールをみんなに与え、僕は食事の準備をした。
炭の暑さに耐え切れず、三度ビールの栓を抜く。

・・・・・・・・・・・・・・
「ボンバイェ~!」
「スケルト$☆□ンボ¥ディ~」
「FU~」
・・・・・・・・・・・・・・・
そりゃそうだ。
朝からまともな食事もせずにアルコールばかり摂取している。
ワインはきちんとあけた。
焼きそばに入れて、
「フランベェ~!」
とか言ってた。
主催者がコッパミジンなイベントは僕の記憶ではこれが初めてではない。
どちらかと言えば定石だ。
花火大会が始まってから30分位しかキヲクがなかったけど、今回来たメンバーは来年も来たいと言う。
来年は趣向を変えて新たな『HANABI LOVELY』が開催される流れが事前に僕以外のところから起こること願う。
なんにしてもファンキーなイベントがこの歳で出来る幸せを噛締めたい。
翌日の朝、実家のマッサージチェアから転がり落ちた僕は石のようだった・・・
新世紀のウッドストック、思い出のブライトンビーチ、浜名湖の鰻とまで呼ばれたこのビッグイベントが・・・あ、そうそう!イベリコ豚のベーコンとも呼ばれたね・・・?で、なんだっけ?つまりどうして今まで再開催されなかったのか?というと、主催者側の意向なんて全く関係なし、親の会社なのに出入り禁止、社会的に自粛等々やりたくてもやれない状況だった訳です。(覚えているのはレコードと言うお皿の上にビシソワーズの雨がたっぶり注がれ、赤い点滅が反射していた事だけ・・・)
ぢゃあ何故開催されたの?
ある意味フリークはそう聞くだろう。
それは会社の同僚の一本の電話から・・・・・・・
同僚①「胃薬さん家って戸田の花火えらくでかく見えるって噂ですけど、今年行っても良いですか?」
僕①「別に良いけど、『HANABI LOVELY』ってイベントになっちゃうけどそれこそ良いかな?」
同僚①「よくわかんないけど、近くで花火みられればいいです。」
僕①「うちは知っての通りアトラクションが多すぎて狭いから、実家のベランダ借りるんでなるべく人を集めてね。」
同僚①「いいんですか・・・?でももう8人位行きたい人いるんですけど・・・」
僕①「ちょうど改修工事も終わったところだから杮落しにちょうど良いかな?」
同僚①「妻帯者は奥さんも連れて行くんでそれなりな対応でお願いします。」
僕①「All Right!」
親にも相談せずに最後のそれはあまりにも格好良すぎるが、久々のイベントに僕の気持ちは高まった。しかも電話での会話に通行人①的なニュアンスはいらないらしい。
当日の朝、僕は仕事の時よりも早く起き仕度を始めた。
まずは『君本当にアウトドアマン?』って聞かれるくらいぜんぜん使っていなかった外用キッチンセットのメンテナンス。
朝仕入れから帰ってくる肉屋の先輩に、ストーカーさながらに迫り寄ってメモを渡す。(スペアリブ、カルビ、トントロ、モモ肉、バラ、etc)
親が起きた頃を見計らって、実家のバルコニーのセッティング。
酒類の買出し・・・(ドリンクフリーチケット1,000円で約10名集まる計算なのに酒代だけで20,000円)
炭の買い足し・・・・・野菜のカッティングや肉の下拵えは僕のレシピどおり親に任せて、バルコニーで一杯。
あ!ミキシングマシーンの準備をしなければ!!!
ま、待てよ・・・今日の開催場所は思いっきり住宅街だ。
あの惨事をここで繰り返すわけにはいかない。
花火といえば『DJショー』と勝手にマリアージュしていたけれど、今回は断念。
安心してもう一杯。
空には花火大会のカウントダウンともいえる空花火が上がっている。
時間はまだ4時。
少し寝ておくかな?なんて思っていたら、携帯の着信音が鳴った。
「今駅着いたんですけど・・・」
同僚①からの電話だ。
僕は人の流れに逆らって駅へと向かった。
案の定、駅は花火目当ての人でごった返していた。
『ドトールの前にいる』だけで普段は目の悪い僕でもたいていの人間は見つけられるのに、今回はどこを探しても見つからない。
こういう場合はノロシの代わりにスモーキングなのだが、この混雑ではいくらヒッピーの僕でも気が引ける。
今度は同僚④から電話が入る。
(今後も同僚②~③の登場はないが、彼のキャラクター的に④なので)
「さっきから胃薬さん見えてるんですけど、動きがおかしくて遠くから見ています。」
それはよかった。
ならよかった。
無事合流し実家へと向かう。
「胃薬さんもう相当飲んでますよね?」
同僚の問い掛けに軽く親指を立てた。
実家に着くなり冷えたビールをみんなに与え、僕は食事の準備をした。
炭の暑さに耐え切れず、三度ビールの栓を抜く。
・・・・・・・・・・・・・・
「ボンバイェ~!」
「スケルト$☆□ンボ¥ディ~」
「FU~」
・・・・・・・・・・・・・・・
そりゃそうだ。
朝からまともな食事もせずにアルコールばかり摂取している。
ワインはきちんとあけた。
焼きそばに入れて、
「フランベェ~!」
とか言ってた。
主催者がコッパミジンなイベントは僕の記憶ではこれが初めてではない。
どちらかと言えば定石だ。
花火大会が始まってから30分位しかキヲクがなかったけど、今回来たメンバーは来年も来たいと言う。
来年は趣向を変えて新たな『HANABI LOVELY』が開催される流れが事前に僕以外のところから起こること願う。
なんにしてもファンキーなイベントがこの歳で出来る幸せを噛締めたい。
翌日の朝、実家のマッサージチェアから転がり落ちた僕は石のようだった・・・
2008/07/04 (Fri)
友人の吉田・ガブリエル3世(42歳)はほとんどライブの行われないライブハウスで、ライブの行われない時に酒飲み相手にDJをやっている。
DJといってもミキシング・エンジニアのそれではなく、トーク・ジョッキーのほうだ。
本来寡黙な男なのだが、2~3曲軽く流しカティサークが胃に届く頃にはすっかり饒舌になっている。
仲間内でも特殊な言葉を使う事は有名で、僕自身彼の言葉を再確認するためにも辞書を作ることにした。
どうでもいいことだ。

いっそ懸命 (いっそけんめい)
どうでもいいときにがんばっている様。または投げやりなのにどこか健気さを持っている女子。
(使用例)そこのいっそ懸命ハニー!今日は場内してあげよう。
小林十六茶 (こばやしじゅうろくさ)
なぜか名字の違う娘を自慢した様。
ほぼ帰宅部の俳句研究会所属。ギターはちょっとした腕前。
初恋 (しょれん)
刹那に初めての恋。
主に明け方の恋。その後の営みへ導く言葉。
完全に間違った使用法を示す言葉。
支離熱烈 (しりねつれつ)
感情の起伏の激しい異性に使う言葉。
または意外とそうでもない時に出てくる例え。
たまに好んでみるときにも使用する。
絶対絶倫 (ぜったいぜつりん)
100%間違いない。
馬並み・・・
たいたまね (たいたまね)
慌てた言い間違い。またはバーチャル炊飯。
罪と馬鹿 (つみとばか)
そのまんま。
マッカートニック (まっかーとにっく)
なんとなく二つに分けられるタイプのうちのひとつ。
左利きの総称。
(対義語)レノニック
レクチャル (れくちゃる)
講義してあげる事。
レクチャーしちゃる!の恥ずかしい略語。
レノニック (れのにっく)
なんとなく二つに分けられるタイプのうちのもうひとつ。
右利きの総称。
(対義語)マッカートニック
DJといってもミキシング・エンジニアのそれではなく、トーク・ジョッキーのほうだ。
本来寡黙な男なのだが、2~3曲軽く流しカティサークが胃に届く頃にはすっかり饒舌になっている。
仲間内でも特殊な言葉を使う事は有名で、僕自身彼の言葉を再確認するためにも辞書を作ることにした。
どうでもいいことだ。
いっそ懸命 (いっそけんめい)
どうでもいいときにがんばっている様。または投げやりなのにどこか健気さを持っている女子。
(使用例)そこのいっそ懸命ハニー!今日は場内してあげよう。
小林十六茶 (こばやしじゅうろくさ)
なぜか名字の違う娘を自慢した様。
ほぼ帰宅部の俳句研究会所属。ギターはちょっとした腕前。
初恋 (しょれん)
刹那に初めての恋。
主に明け方の恋。その後の営みへ導く言葉。
完全に間違った使用法を示す言葉。
支離熱烈 (しりねつれつ)
感情の起伏の激しい異性に使う言葉。
または意外とそうでもない時に出てくる例え。
たまに好んでみるときにも使用する。
絶対絶倫 (ぜったいぜつりん)
100%間違いない。
馬並み・・・
たいたまね (たいたまね)
慌てた言い間違い。またはバーチャル炊飯。
罪と馬鹿 (つみとばか)
そのまんま。
マッカートニック (まっかーとにっく)
なんとなく二つに分けられるタイプのうちのひとつ。
左利きの総称。
(対義語)レノニック
レクチャル (れくちゃる)
講義してあげる事。
レクチャーしちゃる!の恥ずかしい略語。
レノニック (れのにっく)
なんとなく二つに分けられるタイプのうちのもうひとつ。
右利きの総称。
(対義語)マッカートニック
2008/06/07 (Sat)
淡い水色の革張りハンドルはすぐに手に馴染んだ。
キーを回すと、スモールカーとは思えない程低いエグゾーストノートが奏でられる。
手元のオープンボタンを押すと、電子音と共に注がれるのはコックピットを明るく照らす自然光。
東南の風、風速はモデレート。
オープンエアーなドライブには最適な陽気だ。
ディーラーを出よう、とギアをドライブにシフト。
担当営業が国道への花道を作って待っている。
「ありがとう、後はよろしく!」
僕は軽く右手をこめかみの辺りまで挙げた。
ウインカーを左に・・・
うぃ~ん、しゅ~
徐に動き出したのは、埃ひとつないフロントガラスを滑るワイパー。
「胃薬様、こちら逆輸入車なので・・・」
何故か申し訳なさそうな担当営業。
「気にしないで欲しい、僕が払いたかったのはたぶん『かまいたち』なんだ。」
僕はぎこちなく正規のウインカーを左に出し、ディーラーを後にした。
バックミラーにはいつまでも深々と頭を垂れる担当営業の姿が映っていた。
下を向いたその表情はきっと半笑いだったのだろう。
ハイウェイを北上する。
BGMは風の音だ。
神経質に飛ばないようポケットに入れた携帯電話が振動する。
「まったく、こんな時に誰だよ!ナンセンスだな。」
ポケットからそれを出し、発信者をチェックする。
上司からだ!
慌ててハンズフリーを耳にはめ、着信許可。
「なにやってんだよ!早く出ろよ!ていうか、雑音うるさくねぇか?今何処にいんだよ?」
まったく高圧的だ。
聞こえないと踏んで大きな溜め息をついた。
「今高速走行中です。」
上司は不機嫌そうに言った。
「電話中は窓閉めろよな!」
困った提案に僕はこう応えるしかなかった。
「申し訳ないんですけど、運転中は閉まらないんです。」
最近この上司は僕に対して『諦める』というスキルを身に付けた。
「何だよ!お前ってばよ・・・とにかくメール送っておいたからちゃんと見とけよ!」
基本的に事務連絡等は全てメールで来る。
朝一や営業から戻ると必ず開くのがメーラーだ。
ほぼ全社員がそうしているハイテク化した昨今、わざわざ電話で知らせる上司、これ如何に?
気になって快適ドライブさを失った僕は、業務の女の子に電話をかけた。
「悪いけど僕のメール確認してくれる?」
一日20件以上の業務連絡が入る為、沿革操作できるよう彼女にはIDとパスワードを教えておいたのだ。
「わかりました。チェックしてみます。・・・え~っと、え~っと、なになに?『通期での計画達成お疲れ様でした。来期も頑張って下さい。というか、やれ!』って書いてあります。なんか誉められてますね?ていうか、雑音凄くないですか?」
まったく・・・
三球続けてカーブで三振にとられた気分だ。
電話で言えば済むのに。
「いいんだ。これは雑音ではなくサウンドなんだ。」
まったく・・・
オープンエアな気分を害する発言ばかりだ。
「どうでもいいんですけど聞こえてれば・・・それとですね、新宿の○○ちゃんからで『昨日はありがとうございまいした。ゆっくり考えてみます。』ですって・・・」
すると突然つむじに冷たいものが落ちてきた。
「やばい!雨だ!こりゃ大変だ!!!○○ちゃんなんかどうでもいい。早くとまらなきゃ・・・」
タイミングよくサービスエリアの標識が飛び込んできた。
「車ですよね?雨ぐらいで何慌ててるんですか?」
僕は『ダンケ!』とひとこと言って電話をブチ切った。
サービスエリアに入り、混雑の中駐車スペースを見つけ屋根をクローズする。
ビショビショになった車内と髪の毛を拭いていると、周りに2~3人ギャラリーがいることに気づく。
車が珍しいのか?滑稽な姿を見にきたのか?
コンバーチブルは開けるときと閉めるときの気分がこうまでも違うのか・・・
何故かそこで無性にもう一度オープンにしたい衝動が沸き起こってきた。
タバコに火をつけ、僕は覚悟を決めてスイッチを押した。
電子音とともに再び開く天井。
「火が消えてしまうくらい雨降れ!」
ワイルドな気持ちは僕を4~5歳若くさせた・・・・・
社用車の台車が日産『マイクラC+C』だった話。。。